なぜ鍼が痛みに効くのか?

 

鍼を刺した場所への効果としては、鍼を硬くなった筋肉に刺したまま20分位すると、その場所において血管拡張物質が増加する事により、血流が良くなり酸素が運ばれて筋肉が緩み、発痛物質を流して除きます。

また、中枢による痛みの抑制効果も期待出来ます。体に鍼の刺激が加わると、痛みの信号を脊髄で止めて、脳まで行かない様に抑制するという事が起きます。また、内因性オピオイド物質という強力な鎮痛物質の作用も働き、脳に行く痛みの信号伝達が抑制されます。

中枢性の痛みの抑制効果は、短期間しか持続しませんが、急性痛においては、痛みを早く止める事が最も重要になるので有効になります。

 

長い間痛みが続いている慢性痛は、痛みが増幅し、範囲が広がり、自律神経にも影響を及ぼしてきますので、痛みの原因と考えられる硬くなった筋肉や圧痛部に、しっかりと鍼を刺して、血流を改善させる事が大変重要だと考えます。