★腰痛において一番気を付けなければいけない事は、危険信号を知ることです。
・常に痛く、安静にしていても痛みがある。冷や汗、嘔吐。(尿管結石、胆石、腫瘍などの疑い)
・背骨を叩いてもらうと痛みがでる。(骨折の疑い)
・熱がでてきた。(感染症の疑い)
・排尿・排便の異常、肛門周辺の感覚異常(中枢神経系の疑い)
など上記の症状が見られる場合は、鍼灸不適応ですので迷わず病院へ行きましょう。
上記の症状や外傷が無く、何かきっかけのある腰痛は筋肉の問題で起こるものが、ほとんどなので鍼灸により改善します。
腰部において
筋肉は縮めながら力をだす時(短縮性収縮)と伸ばしながら力をだす時(伸張性収縮)があり、痛みの場所が複雑に成っています。
また慢性化すると筋肉は縮んだまま硬くなるので、筋肉を伸ばす時に痛みが出ることが多いです。
当院の鍼治療の主な考えは、筋肉の緊張を緩めて、血流を改善させ、痛みを取る事です。
※腰痛に関係する筋肉
・最長筋(腰を上から押すと痛む)
・腸肋筋(腰を横から押すと痛む、体を捻った時に痛む)
・多裂筋(腰の下の方の痛みはこの筋肉を疑います)
・大腰筋(腰が伸ばせない、深部の筋肉なので触診で腰に痛みがない場合は疑います。ギックリ腰の時は必須)
・腰方形筋(腰を横から押すと痛む、座っているのが辛い)
・腸骨筋(鼠径部の違和感、前ももの痛み)
※お尻の筋肉の痛みを腰痛と間違う人も多いです。
・大殿筋
・中殿筋(座っている時に痛みがある)
・小殿筋
・広背筋・胸腰筋膜、下後鋸筋の下層に最長筋、腸肋筋がある。
・最長筋、腸肋筋の下層。
・腰方形筋の下層に大腰筋がある。
引用 Visible Body