★あぐらがかけない、靴下が履きにくい、つまずきやすくなった、階段が上りずらいなどは、股関節を形成している骨盤と大腿骨をつないでいる筋肉の柔軟性が失われている事が考えられます。筋肉の柔軟性が失われていき、硬くなってしまうと、血流の循環が悪くなり痛みが出てきますので、筋肉を柔軟にすることが、股関節痛の治療には重要になります。また、股関節疾患の予防には、股関節に関係する筋肉の強化も大切です。
股関節が悪くなると、日常生活に不便が生じますので、早めの対策が必要になります。
変形性股関節症など股関節疾患による、股関節痛は北京堂式治療が得意としている疾患です。骨盤と大腿骨をつないでいる筋肉の緊張を緩めて、血流を改善させる鍼治療を行います。また、大腿骨頭部の靭帯に向けて刺鍼を行い、関節部の血流を改善させる事も行います。慢性的な痛みは治療期間がかかりますが鍼灸適応です。
★股関節痛に関係する筋肉
・大腰筋(背骨と大腿骨をつなぐ唯一の筋で股関節痛の原因になる)
・中殿筋(骨盤と大殿筋との間で圧迫され硬くなり、股関節痛の原因になる)
・小殿筋(骨盤と大殿筋、中殿筋との間で圧迫され硬くなり、股関節痛の原因になる)
・梨状筋
・上下双子筋
・内閉鎖筋
・大腿方形筋
※大腿骨頭周囲の血流を改善させる為に骨頭部の靭帯へ向け刺鍼
引用 Visible Body